脳をどう蘇らせるか 岡野栄之
- 出版社: 岩波書店 (2016/1/23)
- 単行本(ソフトカバー): 128ページ
- 定価:1,296円
- 岩波書店ホームページで詳細を見る
神経が大人になっても作られていた! 衝撃の発見は研究に没頭していた著者に臨床への夢を呼び覚ます。治らない脳や脊髄を蘇らせたい。その思いがiPS細胞を使った脊髄損傷の再生治療として実 を結ぼうとしている。発見までの紆余曲折と治療への長い道のりで培ってきた技術と絆を礎に、中枢神経系再生の構想は大きく広がる。
注目の新刊!
オックスフォード・生理学 原書4版
Gillian Pocock, Christopher D. Richards, David A. Richards 著
岡野栄之・鯉淵典之・植村慶一 監訳
【発行元】:丸善出版(株) 【定価本体】:9,800円+ 税 【判型・フォーマット】B5 【ページ数・時間】896ページ 【ISBNコード】978-4-621-30008-4
【発行年月】2016年01月
本書の特徴として、生理学の全範囲をカバーしながら、詳細にわたることを避け、従来とは異なった視点か ら、基礎的な説明に重点をおいた点が挙げられます。記述は簡潔、明解であり、カラーを駆使した多くの図表により読者の理解を助けるような作りになっていま す。 細胞生物学に始まり、器官、系統の生理学、体全体としての統合、調節、さらにそれらの異常、疾患と連続的に興味を持って読み進むことができ、生理学と関連 臨床医学の基本概念が身に付くようになっています。各章の初めには「学習目的」を設定して項目ごとに学ぶ内容を明確に示し、より進んだ内容を紹介する 「BOX」、「推薦図書」、「計算問題・臨床問題」によって、理解しやすく、さらに深い探求へと道を開く構成となっています。
ほんとうにすごい! iPS細胞
講談社 / 定価 本体800円 (税別)
『私はこれまでES細胞を用いることで、脊髄損傷患者さんの治療に役立てることはできないかと神経再生の研究を重ねてまいりました。幸い、アメリカでは私たちの研究協力者たちの手によって、ES細胞由来のオリゴデンドロサイト前駆細胞移植の治験が承認されましたが、胚を操作することでの倫理的な問題も多いため、研究をすすめる困難さを感じていました。
そんな中で京都大学の山中伸弥先生がヒトの皮膚からiPS細胞を樹立することに成功しました。当然胚を操作することもないですから、再生医療の実現化に向けて大きなブレイクスルーであることは間違いありません。
しかし、iPS細胞は再生医療への可能性だけではなく、これまで発症機構が明らかになっていなかった遺伝性や加齢に伴うさまざまな変性疾患の解明や、神経変性疾患の治療薬といった創薬研究、薬剤の毒性のスクリーニングへの応用など、さまざまな可能性を内包した細胞なのです。この本は、iPS細胞について語り合う会話形式で書かれております。ですから、一般の方々にもきわめてわかりやすくiPS細胞が持つさまざまな可能性を伝えることが出来たのではないかと思っています。一度お手にとっていただければ幸甚です。』
是非!ご一読を。
分子標的薬開発への新たなる挑戦
分子標的薬開発への新たなる挑戦 (実験医学増刊 Vol. 27-5)
売り上げランキング: 57117
羊土社 / 定価 本体5400円 (税別)
一部立ち読み
バイオテクノロジージャーナルの好評連載『分子標的薬開発への挑戦』を骨格に、
ここ3年間に起きた特筆すべき創薬に関わる最新事情を、
第一部「対象疾患別の分子標的創薬の各論的展開」、
第二部「分子標的創薬のための新しい戦略展開」について盛り込んで紹介。
もちろん、各フィールドで活躍されている第一線の研究者が執筆!
創薬に携わる方々のみならず、
医学、生命科学全般に興味を持つ多くの皆様におくります。
(編集代表者 岡野栄之 巻頭「序」より 編集抜粋)
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